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ビデオ通話機能が付いたアプリを開発するために求められるスキルとは

ビデオ通話アプリの分野にエンジニアとして携わりたい!求められるスキル

ビデオ通話アプリを開発するには?

ビデオ通話で会議をする様子

ビデオ通話アプリの需要が拡大していることは、もはや説明不要でしょう。
2020年に在宅ワークやリモートサービスが普及したことによってZoomの利用者数が劇的に増加したほか、マッチングアプリをはじめビデオ通話機能を導入するサービスが増えています。
今後も成長を期待できるビデオ通話アプリの分野に、アプリ開発のエンジニアとして携わる方法とポイントをまとめました。

平凡なビデオ通話導入は簡単

ビデオ通話機能を盛り込んだアプリを開発するハードルは従来に比べて簡単になりました。
従来はイチからプログラミングをする必要がありましたが、現在はWebRTCを導入することで、平凡な画質のビデオ通話機能を簡単に導入できます
WebRTCとは高速データ通信を実現する規格で、主に幅広いWebプラウザで使えるプラグインを導入するだけでビデオ通話ができる仕組みです。
そして、script.jsにAPIキーを置き換える作業をすることで、アプリ上で使えるビデオ通話機能を簡単に導入できます。

意外と簡単なビデオ通話導入

つまり、ビデオ通話アプリの開発に求められるスキルは、イチから開発するプログラミング能力ではなく、WebRTCを活用する能力だけで十分です。
アプリにビデオ通話機能を導入した際に発生するバグの発見と対処をする能力が重視されます。
ビデオ通話機能付きアプリは珍しいものではありませんので、他の機能や利用者層に応じて如何にビデオ通話機能を有効活用できるかが重要です。

ビデオ通話を変えたZoom

2020年に一躍ビデオ通話アプリの主役に躍り出たZoomは、中国人がシリコンバレーで創業し、その後は人件費の安い中国で開発を進めて劇的に画質を向上させた経緯があります。
残念ながら日本国内では、Zoomに対抗する高画質のビデオ通話アプリを新規開発する求人はありません
もちろん国内に拠点を置く企業が独自のビデオ通話アプリを開発するケースもありますが、将来的にはWebRTCの活用など簡単に導入できるビデオ通話機能の品質が底上げされていくでしょう。

スキルを磨いてキャリアアップ
Zoomの日本法人

2019年にZoomの日本法人が設立されました。メインとなるビデオ通話機能を開発する要素は低いですが、日本人向けにカスタマイズする能力を求められています。
エンジニアの募集は「チャネルアカウントエグゼクティブ」という部署で、5年以上のソフトウェア・SaaS・クラウドの開発とコラボレーションの経験が募集要項です。
直接的なビデオ通話の開発には携われませんが、Zoomの日本法人でキャリアを積むことができれば、将来的に転職やキャリアアップの選択肢が広がっていくでしょう

ビデオ通話アプリで成功するには

日本におけるビデオ通話はZoom、LINE、Skypeの3サービスが大きなシェアを占めています。
直接の友人・知人とビデオ通話だけを楽しみたいのであれば、既存の3サービスのみで十分でしょう。
Zoomを超える品質を確保したビデオ通話アプリを作らない限り、新規参入で既存大手から大きくシェアを奪うのは困難です。

zoom・LINE・Skypeのロゴ

新規参入するアプリで成功するには、アプリの基本機能を引き立てるアイデアが必要です。
定番になっているのがマッチングアプリにビデオ通話機能を導入してオンラインデートを楽しむ機能です。このほか、習い事のオンライン授業が人気を高めています。
今後は企業やお店への問い合わせでビデオ通話を活用するサービスなどが増えていくかもしれません。
連絡先を知らない相手とアプリを通じてビデオ通話をする需要が高いサービスを見極められれば、ビジネスチャンスを見つけられますよ!

成功するには企画力と営業力が重要で、エンジニアに求められるスキルはWebRTCの活用とバグの発見・対処の3点です。
ビデオ通話アプリの開発に携わった経験があれば、今後もWebRTCをはじめプラグインを活用したアプリの開発で役立てることができるでしょう。